1: Zaurus SL-C700/750/760/860 support added
2: ========================================
3:
4: [http://jnug.net/msg000049ja.html] [1]
5: `
6: To: port-zaurus%NetBSD.org@localhost
7: Subject: Zaurus SL-C700/750/760/860 support added
8: From: Izumi Tsutsui <tsutsui%ceres.dti.ne.jp@localhost>
9: Date: Tue, 31 Jan 2012 23:57:43 +0900
10: `
11: を元にしています。
12:
13: [1]: http://jnug.net/msg000049ja.html
14: [2]: http://togetter.com/li/242873 "NetBSDでZaurusをサポートするぞ"
15: [3]: http://mail-index.NetBSD.org/source-changes/2012/01/29/msg031194.html
16:
17: 2012年1月29日に、PXA25x ベースのZaurus SL-C700/750/760/860 をサポートするコードが、
18: NetBSDにマージされました。移植は TOYOKURA Atsushi さんによるものです。
19:
20: コミットメッセージ[http://mail-index.NetBSD.org/source-changes/2012/01/29/msg031194.html] [3]
21:
22: また、nonaka@ が zboot の更新を commit してくれたので、
23: 導入時に zboot を使って FAT パーティションから netbsd-INSTALL カーネルを読み込むことができるようになりました。
24: http://mail-index.netbsd.org/source-changes/2012/01/18/msg030760.html/
25:
26:
27: 手軽に NetBSD/zaurus を試せるように、
28: インストール済み NetBSD/zaurus 1GB SD イメージを構築して、以下の場所に置いてあります。
29: ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/misc/tsutsui/zaurus/
30:
31: このインストール済みイメージには、必要なファイルがすべて含まれており
32: (ブートローダーは FAT パーティションに、NetBSD バイナリーはすべて FFS パーティションに)、
33: このイメージを NetBSD (や、その他の UNIX like OS) で gunzip(1) + dd(1) を使って 1GB SD に書き込んだり、
34: Windows で Rawrite32 ユーティリティーを使って書き込んだりすることができます。
35: http://www.NetBSD.org/~martin/rawrite32/index.html
36:
37: このインストール済みイメージを C700 で起動する手順は、以下のとおりです。
38: - メンテナンスカーネルを起動して root でログインする
39: # cd /mnt/card
40: # ./zboot
41: (スペースキーを押して自動ブートを止める)
42: > boot netbsd.c700
43:
44: C750/760/860/1000/3x00 で起動する手順は、以下のとおりです。
45: - Zaurus Linux を起動する
46: - 端末を起動する
47: $ su
48: # cd /usr/mnt.rom/card
49: # insmod -f zbsdmod.o
50: # ./zboot
51:
52:
53: 通常のインストールのための INSTALL 文書は (まだ) ありませんが、
54: インストールのヒントの更新版は以下のとおりです。
55:
56: C700 向けのメモ
57: - C700 は、zbsdmod.o の制約のために専用のカーネルが必要ですが、
58: C700 用の INSTALL カーネルはありません (近く提供予定)
59: - NetBSD/zaurus を起動するためにはメンテナンスカーネルを使う必要があります
60: (おそらく、メモリーの制約による)
61:
62: 事前準備:
63: - NetBSD-current スナップショットバイナリーを取得します
64: http://nyftp.NetBSD.org/pub/NetBSD-daily/HEAD/
65: - 以下の各ファイルを SD または CF にコピーします
66: <releasedir>/zaurus/installation/zboot
67: <releasedir>/zaurus/installation/zbsdmod.o
68: <releasedir>/zaurus/installation/kernel/netbsd-INSTALL
69:
70: - Zaurus Linux の SD ドライバーにはバグがあり、2GB SD を扱えません。
71: (なお、NetBSD/zaurus -current では、2GB SD と >2GB SDHC の両方に対応しています)
72: このため、導入には 1GB SD を使う必要があります。
73: - 導入用に SDHC や 2GB SD を Zaurus Linux で使うために、
74: Zaurus Linux 用のカスタムドライバーを使うこともできます。
75: http://petit-noise.net/download/sdhc-driver
76: しかし、メンテナンスカーネルで >1GB SD を使う方法はありません。
77:
78: インストール:
79: - Zaurus Linux を起動します (C750/760/860/1000/3x00 の場合)
80: または、メンテナンスカーネルを起動します (C700 の場合)
81: - Zaurus Linux に端末エミュレーターをインストールして起動します。
82: http://www.users.on.net/~hluc/myZaurus/ が参考になるでしょう。
83: (メンテナンスカーネルの場合は不要)
84: - シェルプロンプトで root に su します (メンテナンスカーネルの場合は不要)
85: bash-2.05% su
86: - zbsdmod.o LKM をインストールします
87: # cd /usr/mnt.rom/card (SD の場合)
88: または
89: # cd /usr/mnt/rom/cf (CF の場合)
90: # cd /mnt/card (メンテナンスカーネルで SD の場合)
91: # cd /mnt/cf (メンテナンスカーネルで CF の場合)
92: # insmod zbsdmod.o (C1000/3x00 の場合)
93: # insmod -f zbsdmod.o (C7x0/860 の場合)
94: (なお、C7x0/860 でのバージョン不一致の警告は無視して構いません)
95: - インストールカーネルを zboot 経由で起動します
96: # ./zboot
97: (スペースキーを押して自動ブートを止める)
98: > boot path:/usr/mnt.rom/card/netbsd-INSTALL
99: (パスは、前述のとおり、使っているメディアやカーネルに応じて変わるので、適切なものを使う)
100: すると、NetBSD/zaurus のインストールカーネルの sysinst が、
101: 他の NetBSD ポートと同じように起動します
102: http://www.netbsd.org/docs/guide/en/index.html
103: - インストールセットの取得先には、CF ディスク、USB CD/DVD ドライブ、
104: または CF NIC を使うことができます。
105:
106: ヒント:
107: - 前述のとおり、Zaurus Linux では、CF 上の FAT は /usr/mnt.rom/cf に、SD は
108: /usr/mnt.rom/card にマウントされます
109: - メンテナンスカーネルでは、CF は /mnt/cf に、SD は /mnt/card にマウントされます
110: - インストール後に GENERIC カーネルを起動するために、
111: zboot は標準状態で FFS パーティションから NetBSD/zaurus カーネルを読み込むことができます。
112: - NetBSD/zaurus カーネルは、zboot から読み込まれた場合は、
113: 起動デバイスを自動的に識別します。
114:
115: ゆっくりしていってね!
116: ---
117: 筒井泉
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